2025-04-15

多様な学びの形の工夫

 「子どもが主役」の授業づくりを進めています。そのために、今年度の重点の一つとして、学習形態の工夫に取り組んでいます。

これまでも取り組んできましたが、算数では学級を2グループに分け、2名の教師がそれぞれのグループを指導する「少人数指導」を行っています。少人数指導は、子ども一人ひとりに対してきめの細かい指導を行うことが可能となり、そのことによって指導の効果を高めることをねらいとして実施しています。習熟の度合いや子どもの興味に応じたグループ分けなども効果的に行いながら、子どもの学習の理解につなげていきます。

今年度特に力を入れているのは、「学年内教科担任制」です。小学校では、担任が自分の学級の子どもにすべての教科を指導するのがこれまでの形でした。一部の教科で教科担任制を行うことで、学級間の指導の差がなくなったり、子どもたちを複数の教師で見取ることによって、教師が子どもの良さや変化に気づく機会が増え、子どもにとっても自分のことを知ってくれている教師が増えることで安心感が増えたりするメリットがあります。私たち教師の立場から言えば、同じ授業を2~3回できるので、教材研究の時間が少くなるなど「働き方改革」の視点からのメリットや、授業技術が向上するなどのメリットもあります。

いずれにしても、こうした取組は「子どもたちに確実に資質・能力を身につけさせること」「子どもたちが主体的に学びに取り組むこと」を目的に行うものです。

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